メインメニュー
ログイン
ユーザ名:

パスワード:


パスワード紛失

新規登録
視点 : 結局のところ、最後は星か、無。
投稿者: admin 投稿日時: 2007-10-1 21:38:00 (1186 ヒット)

<つづき>
ジェフリー・A・ランディスの「火星縦断」(早川書房刊)。

旅の途中、生物の化石を発見する。
それは『クラゲか、枝分かれした植物のようで、円筒状の本体から曲がりくねった枝か、触手が出ている』。

歴史的発見を前にそれを持ち帰ることを主張する隊員に、もうひとりの隊員が諭す。
「スコット探検隊は南極点近くで化石を見つけていた。当時としては非常に重要な科学的発見で、彼らは50ポンドの岩を採集して、凍傷やブリザードと戦いながらも、その試料を引いて1000km以上も歩いた。

なぜなら、南極点一番乗りには失敗しても、科学的試料があれば遠征は成功と見なせると考えたからだ。だが、結局彼らは死んだ。

もし岩を持ち帰らなかったら、探検は成功したかどうかはわからない。
ただしこれだけはいえる、その荷物は何の助けにもならなかった」

アメリカはもちろんヨーロッパ、日本も月への有人探査、月面基地構築の後、火星への有人飛行を目指している。

しかし、3日で行ける月と違い、火星までは片道9ヶ月、交信に30分はかかる長旅。
なんらかの事故が発生した場合、ただちに救出に向かうことは不可能だ。

それでも、
「われわれを宇宙探査に駆り立てる衝動こそ、もっとも崇高で純粋な人類の夢だ。
そして、その先へと踏み出さなければ、必ず後退を余儀なくされ、歴史に埋もれてしまうだろう。
H・G・ウェルズがいみじくも語っている。
『結局のところ、最後は星か、無なのだ』」

今後、ますますロボットによる宇宙探査の重要性が増しそうだ。
<つづく>

印刷用ページ このニュースを友達に送る
robocasa
NPO法人ロボティック普及促進センター

[ 書籍のご紹介 ]

『近距離移動用パーソナルモビリティの市場と将来性2011』

『高齢者・障害者の次世代自立支援機器と介護者・障害者のニーズ分析2010 』

『宇宙関連ビジネスの波及効果と有望分野 (PDF版) 』

『近距離移動用パーソナルモビリティの将来性 (PDF版)』

『2009年版 住宅・住設メーカーのRTの取組みとサービスロボット分野別市場規模』

『2008年版 企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場』

『2007年高齢者・障害者の次世代自立支援機器の市場性と介護施設のニーズ分析』

『2006, Update on the Partner Robot Market and Analysis of Key Technologies and Parts [Color Edition]』



新着イベントレポート
新着インタビュー