ロボット普及のキモ
投稿日時 2007-10-13 22:11:00 | トピック: 視点
| 昨年、日本の提案をベースにした「ロボット用ミドルウェア」の国際標準仕様原案が国際標準化団体OMGで採択された。
ロボット用ミドルウェアとは、ロボットシステムの機能(センサ、モータなど)の通信インターフェースを標準化して、ユーザのニーズに合わせたロボットシステムを構築する基盤技術のこと。
標準仕様のソフトウェアがあれば、どの企業で作られたロボットモジュールでも、それを組み合わせてロボットシステムを作ることができるようになる。
現段階では、ロボットの構成要素とソフトウェアの開発が企業や研究機関で個別に行われているため、相互共有が難しく、また膨大な経費もかかることから、効率的なロボット開発のネックとなっている。
ロボット技術の標準化が進めば、共有化によるロボット開発のコスト削減ができ、多くの新規企業の参入や多様な生活支援ロボットの低価格商品化などが期待できる。
今後はこの標準仕様を基に、音声認識、画像認識、位置認識など様々な機能を持つモジュールの標準インターフェースの策定が進められる予定とのこと。
まさに、ロボット普及のキモ、といえる。
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