ヒズボラ・ロボット・アタック

投稿日時 2007-8-14 21:29:00 | トピック: 視点

東ヨーロッパ、モルドバの東の地域に、沿ドニエストル共和国というちょっと変わった名前の国がある。
「ドニエストル川沿い」にあるから「沿ドニエストル」。

しかし、この国はロシア以外の国からは国家として承認されていない。
事実上のロシアの傀儡政権で 旧ソ連軍が備蓄した膨大な量の武器を保有しており、イランやコソボ自治州などへの武器密輸疑惑で国際的な非難を受けている。

昨年、レバノンのシーア派組織ヒズボラが、爆発物を搭載したリモコン式無人機でイスラエル軍艦を攻撃。死傷者がでた。

これまでイスラエル製無人機によるミサイル攻撃は知られていたが、今回ヒズボラが無人機攻撃に成功したことで、戦場での無人機利用がますます活発になることが懸念され、世界の紛争地域に拡散する可能性がある。

日本が国家として認めていない北朝鮮、台湾、北キプロスなどはもちろん、世界には沿ドニエストル共和国のような事実上独立した地域(アチェ・スマトラ国、南オセチア共和国、コソボ自治州など)や
独立を主張している地域(チェチェン共和国、イスラム教徒ミンダナオ自治地域、スペイン・バスク国)など多数あり、それぞれ火種をかかえている。

日本の航空自衛隊は、イラクのサマーワから陸上自衛隊が撤収したことを受け、昨年7月末から新たにバグダッドとアルビルの2か所とクウェート間で、国連の人員・物資輸送を行っている。

自衛隊員が紛争に巻き込まれないことを祈るばかりだ。


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