Say No to ・・・

投稿日時 2007-8-2 0:09:00 | トピック: 視点

世界で延べ数百億人が観戦するFIFAワールドカップ。
昨年のドイツ大会準々決勝開始前、それぞれのチームの主将により、それぞれの国の言葉で、
人種差別反対(Say No to Racism)のメッセージが読み上げられた。

ヨーロッパにおけるアフリカ系選手への侮辱発言やかつての植民地対旧宗主国との感情的もつれなど、サッカー試合における人種差別は大きな社会問題になっており、世界で延べ数百億人が観戦し、圧倒的影響力のあるワールドカップでの反人種差別アピールは、実に効果的なキャンペーンだったと思う。

スポーツは競技として大きくなればなるほど、またスター選手が登場して、華やかな話題を集めれば集めるほど、
そこに「カネ」が動き、その「カネ」を求めて、様々な「思惑」が錯綜し、思いも寄らぬ「力」が働く。

作年発覚したスケート連盟のドタバタは、みっともない実例だ。

そんなスポーツ競技の頂点にあるFIFAワールドカップ。
「Say No to Racism」は、確かにすばらしいキャンペーンと思うものの、そこには当然、
次回南アフリカ大会成功のための「政略」と「カネ」が蠢いていると考えるべきだろう。



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