できるのに、できないジレンマ
投稿日時 2010-7-29 18:49:00 | トピック: 視点
| トヨタ自動車は「レクサスLS」4車種について、ハンドルとタイヤの動きが一時的に連動しなくなるとして、国内外の約1万1500台のリコールを届け出た。
先日発売されたスバル「レガシー」にオプション設定された新型「アイサイト」。 2台のステレオカメラで先行車や前方障害物を検知し、時速30km以下では自動でブレーキがかかる第2世代の運転支援システムだ。 開発した富士重工は技術的には「ぶつからないクルマ」を実用化しているが、あくまで「ぶつからないクルマ?」=「運転支援システム」としている。
これは、最終的な責任は機械にあるのではなく、運転者が負うということ。
新型「アイサイト」は大変優れたシステムで多くの車種に搭載してほしいと思うが、機器が故障した場合、すべてのシステムが停止するフェイルセーフ機構になっていても、電子制御の塊となってしまった現代のクルマは、製造者責任のリスクを回避することができないため、運転時の責任を明確にし、機械にはヒューマンエラーを防ぐ助けやシステムとして運転をアシストすることに留めている。
それにしても、注目すべきはその価格設定。約10万円だ。 量産化が進み、より低価格化が実現すれば、今後、パーソナルモビリティ(特に1〜2人用小型電気自動車)や、サービスロボットに活用されていくことになるだろう。
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