2009年下半期ロボット・トピックス

投稿日時 2010-1-3 23:09:00 | トピック: 視点

今年下半期のロボット・トピックスを挙げてみた。

●低調

「世界最大級」を謳う「国際ロボット展」でさえ、新規サービスロボットの出品はほとんどなく、また、経済産業省と日本機械工業連合会主催の「今年のロボット大賞」の募集も来春に延期。
そんな中、下半期注目したロボット(システム)は、

・パーソナルモビリティのコンセプトモデル「RODEM」(ベーダ国際ロボット開発センター)
・人の両足の間に収まるコンパクトなパーソナルモビリティ技術(ホンダ)
・中規模病院向け省スペース型「注射薬払出ロボットシステム」(パナソニック四国)
・自立生活を支援するベッド型ロボット「ロボティックベッド」(パナソニック)
・走行プログラム自動生成システムとオフィスエリア清掃ロボットシステム(富士重工)
・介護予防リハビリ体操補助ロボット「たいぞう」(産総研)

●好調

宇宙ステーション補給機「HTV」が宇宙ステーションへのドッキングに成功。成功を受け「HTV」搭載の近傍接近システム(三菱電機)がアメリカ企業から早々に受注。
11月にはH?Aロケット16号機(三菱重工)である情報収集衛星の打ち上げも成功。また、リージョナルジェット「MRJ」(三菱航空機)を米国の地域航空会社から100機受注。

●省エネ・エコ運転支援・緊急地震速報

・人流管理システムを活用した省エネ実証実験(オリックス)
・生活実態に自動応答する省エネシステム(産総研など)
・小型・低消費電力の次世代ロボット向け画像処理モジュールの販売 (富士通研究所など)
・安全運転支援とエコ運転支援を両立したカーナビゲーションシステム(日産自動車)
・緊急地震速報、通報・避難支援ソリューション「震ナビゲーション」(日立ソフト)
・超高層ビルに適応した地震時エレベーター自動診断&復旧システム(三菱電機ビルテクノサービスなど)
・PC消費電力を自動的にコントロールする省エネオフィスサービス「エネパル PC」の販売(NECなど)

●その他

・アジア初の宇宙エレベーター技術競技会を開催 (宇宙エレベーター協会)




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