飯の種では、たまらない
投稿日時 2009-7-5 19:21:00 | トピック: 視点
| 超高齢化が進み、介護分野の人材不足を補完する意味合いもあって、介護・福祉分野へのロボット技術の導入が言われ続けている。
経済産業省が2005年から2年間実施した「人間支援型ロボット実用化プロジェクト」をはじめ、今後もロボット技術が必要とされる分野として、介護・福祉ロボット開発に多額の予算(税金)が投じられる予定。
そんな中、パラマウントベッドが移乗用具「リターン」を販売した。
「リターン」は、ベッドから車いす、ベッドからトイレなどの移乗をサポートする用具(スウェーデンのRoMedic社製。重量約17kg。価格は約23万円)。
看護・介護者は、要介護者を中腰で支えたり、持ち上げることが多く、腰痛が問題視されている。
ロボット技術は本当にユーザーの側に立っているのか。 多額の税金で進められる介護ロボットの開発は、大企業や大学研究室などで働く研究者の単なる「飯の種」になっているだけではないのか。 そして、介護ロボットは、介護現場に本当に必要なのか。
介護・福祉用具はユーザーにとって使いやすく、簡便で、低価格が理想。 現場の声を今一度謙虚に聞く姿勢が必要だ。
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