弊社ならではの「逸品」
投稿日時 2009-3-20 17:14:00 | トピック: 視点
| あの日産・マーチをまさかのクラシカル使用「ビュート(美遊人)」に変身させ、ランボルギーニばりのびっくりスーパーカー「大蛇(オロチ)」を造り、挙句は組み立てマイクロカーまで販売する日本で十番目の自動車メーカー、光岡自動車。
その光岡自動車がトヨタの「カローラ フィールダー」をベースにした新型霊柩車「ミツオカリムジン タイプ2−04」を発売した。
自ら公然と"おくりぐるま"と言ってしまう無節操さだが、そのプレスリリースからは作り手の気持ちが素直に伝わり、ベタな表現ながら、なにかすがすがしい印象さえ受ける。
『「品格ある重厚な存在感は、お値打ちな価格、手ごろな取り回し易さ、低いランニングコストと安心のメンテナンスは、必ず期待に添えるものと自負致しております。例えば弊社ならではの特徴となりますが、輸入霊柩車耐久年数の常識をはるかに超えた、長きにわたる使用をサポートするべく体制を整えております。長年の使用には機関系統のメンテナンスはもとより、存在感をかもし出す外装などの適時リフォームも大変重要になります。弊社の "おくりぐるま" は、これにより更なるリーズナブル&安心感をご提供致します』(プレスリリース原文) そして、 『誰もが迎える「人間の尊厳ある終焉」をお見送りする、意味のある製品であり、1台1台手作りによるクルマ造りを行う弊社ならではの「逸品」と自負致しております』
従来のタイプに比べ大分控えめなこの霊柩車に乗って、ひっそりと旅立ちたいと思う人は、案外多いかもしれない。
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