企業ロボットの世界観と成長物語
投稿日時 2008-10-14 21:57:00 | トピック: 視点
| 村田製作所が発表した一輪車型ロボット「ムラタセイコちゃん」。
「ムラタセイサク君」の年下のいとこで、活発だけど照れ屋な幼稚園の年長さん。 夢はセイサク君と世界一周をすることだそうだ。
ロボットらしいカタチをしたロボットが、まだ実用化されていない現状では、「ムラタセイサク君」やホンダの「ASIMO」などは企業の広告塔としての役割を担っている。 月並みに言えば、先端的な技術力をアピールすることで、企業イメージの向上や社員のモチベーションUP、またリクルーティングにとても効果があるといえる。
そして、企業の広告塔としてのロボットの最大のポイントは、独自の世界観を表現し、それを大事にするということ。 世界観を表現するためには、背後に必ず「ストーリー」が必要であり、そしてその「ストーリー」に感情移入できることが望ましい。 村田製作所もホンダもそれを実現するために「ロボットの成長物語」をその表現スタイルとしている。
人々が夢見る「ロボット」が登場するのには、まだまだ時間がかかる。 その間に独自の「世界観」をしっかり作っておくことも企業ロボットにとって、大変大事なことであり、「ロボットの成長物語」は人々の心の琴線に触れる最も効果的な方法なのだろう。
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