プロトタイプ率95%の行方
投稿日時 2008-3-1 10:15:00 | トピック: 視点
| 昨年、東京モーターショーと大ロボット博がほぼ同時期に開催された。
エンターテイメント性や目新しさから、マスコミはコンセプトカーやプロトタイプロボットを大きく取り上げ、「夢を見たい」人々もそれらに注目する。
東京モーターショーの出品車数は、約540台。 そのうちコンセプトカーは5%程度。 つまり、出品車の95%は売っている(もしくは販売予定のある)クルマ。
大ロボット博の出品ロボット数は、約100台。 そのうち市販されているロボットは5%程度。 つまり、出品ロボットの95%は売られていない(もしくは販売予定のない)ロボット。
今後、クルマのロボット化が進んでもショーに出品された車の95%が販売車という数値に変わりはないだろう。
ロボットの場合はどうか。 ロボットのプロトタイプ率95%という数値が下がらなければ、市場拡大など「夢」のまた「夢」だ。 (つづく)
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