ロボットメーカーが鞍替えを決断する日
投稿日時 2008-1-25 20:06:00 | トピック: 視点
| 昨年、ボーイング社は今後20年間の商業航空機の市場規模が2兆8000億ドル(336兆円)にも上るという独自の市場調査結果を発表した。
ボーイング社によると2026年までに2万8600機の新しい商業航空機が生産され、その内訳は、 90席未満のリージョナルジェット 約3700機 90〜240席の小型旅客機 1万7650機 200〜400席の中型旅客機 6290機 400席以上の大型旅客機が960機
地域別では全需要の36%がアジア太平洋地域で、 北米が26%、欧州が25%、南米・アフリカなど13% になると分析している。
現在、三菱重工が開発を進めている国産初の小型ジェット旅客機は、90席未満のリージョナルジェットと240席未満の小型旅客機カテゴリーの2種類。
また川崎重工業は、防衛省次期輸送機「CX」を民間機に転用し、貨物航空機市場に参入を発表し、ホンダもビジネスジェット市場で「ホンダジェット」の受注生産を開始している。
経済産業省が試算している2025年における次世代ロボットの市場規模予測は、約7兆2000億円。
産業用ロボットの市場規模予測約1兆4000億円と合わせても、20年後の国内ロボット市場規模は約8兆6000億円です。
これはボーイング社の予測値、336兆円の1/40の市場規模。
今後、次世代ロボットの市場がなかなか立ち上がらない状況が続けば、世界市場が約束され、裾野の広い航空機市場分野に中小のロボット関連メーカーが鞍替え決断する日も近い気がする。 (つづく)
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