銀座を走るロボットランナー
投稿日時 2007-12-4 20:12:00 | トピック: 視点
| 2月に開催された東京マラソン。 あいにくの天気だったが、参加したランナーは皆楽しそうだった。
ロンドン、ニューヨーク、ベルリンなど世界の大都市では以前から3万人規模の市民マラソン大会は行われていて、東京でもその開催が望まれていたが、オリンピック誘致を期に一気にイベントとして仕掛けた。
東京は様々な表情を持つ、とても魅力的な都市なので、マラソン開催を通じてその魅力をあらためて多くの人に知ってもらうのは、とてもいいこと。
新宿都庁をスタートにした今回のコースは、当初は渋谷、秋葉原、上野などを巡って、日本橋も渡る設定だったが、交通の関係で断念した。それでも東京の多様な姿を見ることができ、よかったと思う。 開催の歴史を積み上げていくことで、よりよいコース設定も行われていくことだろう。
はじめての大会とあって、現場は相当混乱していたはずだが、大きな混乱もなく開催できたことはすばらしいと思う。 関係者の周到な準備と、地域・ボランティアの献身的な協力があった故だろう。 もちろん小さな問題は多々あったと思うので、それらを教訓に世界を代表する市民マラソンに育っていってほしい。
次回開催も2月のようだが、参加者が心から楽しめるマラソンを目指すのであれば、開催時期を新緑の頃に設定するという選択もあると思う。 コース設定と共に今後の課題だろう。
今回の東京マラソンが「東京オリンピック」誘致の政治的な布石だとしても、男も女もなく、日本人、外国人を問わず、また健常者、障害者に関わらず、一生懸命走る姿には素直に感動する。
東京マラソンが会を重ね、すっかり東京の風物詩として定着した頃、一般ランナーに交じって、銀座を走るロボットランナーを声援できる日も来る、かなぁ。
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