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投稿者: admin 投稿日時: 2010-6-10 16:40:00 (1148 ヒット)

山崎直子宇宙飛行士が搭乗したスペースシャトル「ディスカバリー号」がケネディ宇宙センターから打ち上げられるおよそ50時間前、有楽町で「月探査ナショナルミーティング」が開催された。

このミーティングの目的は、「月探査に関する懇談会」での検討状況を踏まえ、日本らしい月探査とは何かについての意見交換を行い、そこで得られた意見を今後の月探査に活かしていくこと。
今回、主催者が特に注力したのが若い人の参加と、積極的な意見。プログラムの第二部では、事前に選ばれた学生パネリスト5名と、中学生から大学院生までの参加者を交え、発表と討論が行われた。

しかし、肝心の若い人たちの意見は、極めて真っ当で非常に模範的なもの。
大人たちが意図した「若者らしい突飛な発想」は、ほぼ皆無で、進行役は盛んに残念がっていたが、ゲストや委員からはその意見に同感しつつも、「自分たちの若い頃は日本人が宇宙飛行士になったり、日本が月探査を目指すことなどは夢物語だったが、今ではそれらが実現し、現実のものになったことで、若い人たちも夢よりも実現可能性のある提案になったのではないか」といった意見も出されていた。

国際宇宙ステーションで男女の日本人宇宙飛行士が活躍する時代。
宇宙開発が夢物語でない今、その「リアル感」が若者をして実現可能な範囲での発想を余議なくさせているのかもしれない。


投稿者: admin 投稿日時: 2010-5-27 9:21:00 (1142 ヒット)

従来の家電製品や車、パソコンとは異なるロボットならではの特徴といえば、それはヒトとの親和性にあると言える。

アイボやルンバに名前をつけ、ペットのように可愛がったりする人は実際結構いる。
ロボットはヒトの感情に訴える、もしくは、愛情の対象となりうるはじめての機械であることは、間違いない。

高度なコミュニケーション機能を持った機械がヒトの暮らしに入ってきたときに一体どのようことが生じるのか。ヒトとヒトとの意思疎通はこれまでと同じやり方のままなのか。
そのあたりのことは、これまでもロボットアニメや小説などでさんざん語り尽くされてきたが、ロボットが実用化され、現実に我々の生活に入りはじめてきた今、自分なりに考え、表現してみたのが、「ロボティック・ドラマ」だ。

今回上演する第一幕は、夫婦とロボットの話。第二幕は、主に幼い娘と妻とロボットの話。そして第三幕では、娘の成長を中心にした家族とロボットの話が展開される。

ロボットなんかにぜんぜん興味のない人や、これまでロボットとの暮らしなんて一度も考えたこともない人、やっぱり昔は良かったなぁと思っている人、会場が遠いからと出かけるのを躊躇している、そんなすべての人に是非「ロボティック・ドラマ」を観ていただければと思う。ハートを刺激する作りにはなっているから。


投稿者: admin 投稿日時: 2010-5-20 11:10:00 (1146 ヒット)

SFにしろ、映画にしろ、アニメにしろ、ロボットが出てくる物語はどうも子供っぽい、というか子供を対象にした作品が多い。
心を持った美少女アンドロイドに恋してしまったり、巨大なロボットを操縦して悪者と戦かったり。
大人が満足できる物語はないのかとずっと思っていた。

とはいえ、40歳を超えた大の男が、純愛だの、青春だの、夢だの、感動だの、あきらめない気持ちだの、を正面切って描くのはあまりにも恥ずかしいし、それらは若者やそういう話が得意な人にお任せすればいい。

大の男が描くロボットが出てくる物語とはどのようなものなのか。
それはやはり、恋愛の修羅場を経験してきた夫婦の話だろうと。
そしてその夫婦は、自分たちの生活スタイルにこだわる都会のオトコとオンナだろうと。

そのあたり、どこまで描ききれたかはとにかく観てもらうしかないが、背中に引っ掻き傷のひとつやふたつお持ちの御仁や、人知れずあぶない恋の道にハマッたご婦人に、「ロボティック・ドラマ」を是非、観てほしいと思う。


投稿者: admin 投稿日時: 2010-5-16 17:27:00 (1132 ヒット)

文系と理系の違いはなにかといえば、文系は結果を重視し、理系はプロセスを大事にする、といったところか。

ロボット関連を仕事にして、一番驚いたのは、「実証実験」という言葉。
モノづくりにおいては、モノを設計、開発した後、実用化するために必ず「実証実験」を行う。

製品化するための大切な過程なのだが、その実験結果によっては、製品化に至らない場合もあり、しかも、結果的に失敗に終わったとしてもその責任を問われることもなく、平然と(部外者からはそのように見える)次の仕事にとりかかる。
これは、例えば、文系の代表、営業職を例にすればその違いは歴然だ。
営業は、なにより結果がすべて。
いくら、「私は人一倍努力をしました。しかし、営業先の担当者が変わり、販売にむすびつけることができませんでした」、と言ったところで、それはすべて「言い訳」となり、結果が出なければ評価は「0」。
責任をとらされてリストラといったことさえある。

今回上演する「ロボティック・ドラマ」に「ロボット実証実験シアター」という副題がついているのは、ドラマづくりにおけるプロセスの重要性と、上演結果に対する検証をきちんと行いたい と思ったことによる。
ロボットと役者とのからみはうまくいったのか、ロボットの音声認識や音声合成、遠隔操作など技術的なことはどうだったのか、関心のある層への告知はきちんとなされたのかなど、今回経験したさまざまなことを検証したいと思っている。


投稿者: admin 投稿日時: 2010-5-8 9:48:00 (1142 ヒット)

ハリウッド映画が描くロボットと現状のサービスロボットとの乖離も気になるところだが、ロボットに対するロボット研究者とユーザー(生活者)との期待の違いもずっと気になっていた。
しかし、ロボット開発の専門家である研究者に、ユーザーが望むロボット像をいくら説明してもピンとこないか、頭ではわかっていても技術を前にいかんともしがたいということになりがち。

そこで今回、ロボット研究者とユーザーとを少しでも近づける手段として、ロボットコンテンツによる「演工連携」を目指した。

具体的には、地域のサークル(船橋の市民劇団)とロボットメーカー(サイバーステップ)により作り上げられたロボットコンテンツ(ロボティック・ドラマ)を、行政(かわさき・神奈川ロボットビジネス協議会)がサポートするカタチ。

日本では年間数千の演劇の公演があり、400を超える劇映画が公開されているが、ロボットを含む科学技術をしっくりと物語に落とし込んだ作品はほとんどない。
新しいテクノロジーに積極的にチャレンジする劇作家やシナリオライターが少ないことも、その要因として挙げられるだろうが、科学技術立国を標榜し、毎年多額の税金を使って産官学挙げてモノづくりに励む国にしては、さみしい限りだ。

従来のモノづくり力を活かしてロボットや宇宙、生命科学などを新しい地場産業に育てようとしている地域は全国にたくさんある。
今回の「ロボティック・ドラマ」の上演を機に、地域の文化活動と地域の大学、モノづくり企業が手を組み、それを地域の行政が支援する「演工連携」(コンテンツの発信)の仕組みができないか、と考えている。

地域で演劇や映画に携わっている方、芸術系の大学の学生さんや関係者の方に是非見てもらい、ロボットテクノロジーを演劇や映像で活用するきっかけになればと思う。


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『2008年版 企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場』

『2007年高齢者・障害者の次世代自立支援機器の市場性と介護施設のニーズ分析』

『2006, Update on the Partner Robot Market and Analysis of Key Technologies and Parts [Color Edition]』



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