ロボカーサ・ドットコム内で取り上げるほどではないが、ちょっとだけ気になる付加価値商品を紹介する。
◎ビルトインIHクッキングヒーター (三洋電機)
料理のできあがりを好みのメロディで知らせてくれるIHクッキングヒーター。
楽曲はインターネット上の専用サイトからダウンロード。
キッチンで電子音の「ピピッ」というのはなんだか味気ないと思っていたので、料理をしながら好きな音楽が流れてくるのはいいかもしれない。
鍋やコンロを同時に使っているときも曲の違いで区別できる。
音声ナビ機能も搭載。
価格 257,250〜292,950円
◎タイフーンロボ VC-95XP (東芝)
約10年間、フィルターの掃除をしないで吸引力を持続する掃除機。
電源をオフにするたび、センサーがフィルターの汚れを検知し、汚れを払い落とす。
手元のホースを抜いてブラシをクルッと装着できる「ワンタッチ手元ブラシ」や、ぶつかった時の衝撃を吸収する「ヘッド設計」などは極めて実用的。
一定以上のごみが溜まると電子音で知らせる「ゴミ検知センサー」やクリーナーの状態を音声で知らせる「音声ガイド」も搭載。
価格 107,100円
ロボカーサ・ドットコム内であえて取り上げるほどでもないけど、ちょっとだけ気になる商品をいくつか。
どれも従来ある製品にきめ細かな配慮と技術で付加価値を付けたもの。
◎おるすばんツインPa (松下電工)
空き巣の心理分析から生まれたという、防犯機能付き住宅用照明器具。
「空き巣が語る」ところによれば、夜間、もっとも不在を思わせない方法は「室内灯を点けておくこと」（67％）だそうだ。
価格 49,350円〜117,600円
◎洗濯乾燥機「NA-FV8001/FV7001」(松下電器)
衣類の量に合った最適の洗剤量が自動投入される「液体洗剤自動投入」を搭載。
今までなかったのが不思議な機能のひとつ。
洗剤の量というのは結構いい加減にしがちなので、これはきっと便利だろう。
価格は、オープン。
◎ポータブルHDDナビゲーション (三洋電機)
急加速や急減速、長すぎるアイドリングなどを検知するとチャイムとポップアップ画面で知らせる「エコドライブ情報」機能を搭載。
運転結果を5段階評価やグラフで教えてくれるので、ゲーム感覚でＣＯ２排出を把握でき、燃費向上にも役立ちそうだ。
価格 220,500円
今月から放送されているキンチョーのCM、虫除けスプレー「プレシャワー(さびない女編)」。
演じているのは「アクトロイド-DER2」(ココロ)。
当初は、本体だけが写っているバージョンだったが、役員会で視聴者が人間と間違えてもいけないとの意見が出たため、放送バージョンでは台座とコンプレッサーが映ったものとなっている。
また「彼女は、アンドロイドです」という字幕も入れたそうだ。
ココロではアクトロイド-DER2をタレントとして売り出していきたい意向のようで、今後、ヒトに似ているけど、ヒトではないロボットアイドルとして、CMやTV番組などの出演も増えていくかもしれない。
今年上半期のロボット・トピックスを挙げてみた。
○国産ジェット機の事業化
三菱重工が次世代リージョナルジェット機の事業化を発表。
当初の目論見とは異なり、全日空1社だけの受注とはいえ、いよいよ国産ジェット機の量産化に向け、出発。
また、HONDA JETが欧州でも受注を開始。
○画像センシング技術の商品化
デジタルカメラ(大人と子供を自動判別 <ソニー>、タッチ動体追尾<松下電器>)や、デジタルビデオカメラ(おまかせ顔認識<松下電器>、スマイルシャッター<ソニー>)
など、顔認識技術を使った商品が今年も次々に登場。
また画像センシングによる新たな開発(登場人物の顔を検出・表示、人をもれなく追跡<富士通研究所>、ユニバーサルウォークでの実証実験
○クルマのインテリジェント化加速
クルマのインテリジェント化 (目の開閉状態を検知<トヨタ>、後方接近車両検知<マツダ>、居眠り検知<トヨタ>がどんどん進む。
またナビを使った各種支援・サービスも加速(ナビ連動ブレーキアシスト<トヨタ>、犯罪の情報をナビに<ホンダ>)。
特に松下電器はネットワークを使い家電を遠隔操作できるカーナビ「Fクラス」を発売。
○パワーアシスト機器の動き
ロボットスーツ「HAL」を今秋発売することを発表しているサイバーダインが「つくば研究開発センターを着工」。
またホンダが歩行アシスト機器を展示会に出品し、東京農工大もウェラブルロボットの開発を発表した。
○その他
産総研は、使われるほど進化する音声情報検索システムと、次世代ロボット開発にとって重要な共通基盤技術のソフトを発表。
またロボットベンチャー4社が次世代ロボットの市場創出を目的とした連盟を旗揚げした。
インターネットのドメイン名を管理する国際調整機関 ＩＣＡＮＮは、法人や個人がウェブサイトのアドレスに使用するドメイン名のルール緩和を決めた。
これまでの「.com （ドットコム）」や「.jp (ドットジェイピー)」などに加え、「.love （ドットラブ）」などの使用も可能とのこと。
ルールの緩和がどの程度なのか、詳細はわからないが、今後、恋人同士などで例えば、A-to-B@forever.love なんていうアドレスも登場するかもしれない。
また、spiritや.friend、.woman、または、.hateや.devil、.hellもありか。
申請すれば、.robo(ドット・ロボ)も実現するかもしれないが、申請料が10万ドル（約1070万円）以上では、.roboで申請料の元をとるのは、難しい?
