2011年9月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。
<ロボティック・カーサ>
・「ルンバ」の新製品「700シリーズ」を発売 (セールス・オンデマンド)
・音声で操作できるエアコン「大清快VOiCE NDRシリーズ」を発売 (東芝ホームアプライアンス)
<ロボティック・カー>
・リアルタイムで路面状態判定する技術を開発 (ブリヂストン)
2011年8月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。
<ロボティック・カーサ>
・自動掃除ロボット「Smarbo」を発売(東芝ホームアプライアンス)
<ロボティック・カー>
・RoboCar MEV-Cの販売を開始(ZMP)
・インターナビで被災地の浸水情報を提供(本田技研工業)
<ロボティック システム>
・介護支援ロボットRIBA-IIを開発(理研と東海ゴム工業)
NEW商品 ⇒ サービスロボットビジネスの市場動向
夏休み、車で家族旅行という方も多い事と思うが、小さい子供にとって狭い車内空間は耐えがたく、すぐに飽きてしまうので、なんとか子供がグズつかないように絵本やゲーム、おもちゃなど様々なモノを積み込んでの出発となりがちだ。
欧州トヨタが発表した、車のウインドウにAR(拡張現実)技術を施すことで、車窓を新たな情報空間にする「Window to the World(世界へつながる窓)」というコンセプトは、とても楽しい試み。
イメージビデオでは、リアシートに乗った女の子が窓をキャンバスにお絵かきを楽しんだり、窓の外の動物をズームアップして観察してみたり、様々な物の名前が文字情報として窓に映し出され、正しい発音で教えてくれたりもするシーンが出てくる。
車ばかりでなく、新幹線などもAR技術を使うことで、車窓に流れゆく景色(村や山の名前、古戦場や災害の歴史、特産品や名物料理など)の情報を得ることができれば、子供たちも飽きないだろうし、大人も、味気なかった出張の行き帰りが実りある、楽しいものになるかもしれない。
参考:カービュー(2011.8.3)
2011年7月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。
<ロボティック・カーサ>
・人と家を橋渡しするコミュニケーションロボットを搭載したスマートハウスを販売(三洋ホームズ)
ROBOTECHで出展したブースに、遠隔操作で動くロボットを展示していたこともあり、「このロボットは福島第一原発事故に出動しないのか」、「こういうロボットをいくら作っても肝心のときに使えないのでは、なんの意味があるのか」など、いろいろな意見を聞いた。
会場内ステージでは、日本原子力研究開発機構の技術者が、「福島第一原発事故における日本原子力研究開発機構の原子力災害ロボットの対応と教訓」と題して講演を行い、結果的に原子力災害ロボット単体では使い物にならなかったと謝罪していた。この講演を多くの人が聞いていたが、個人的にはこの手の話はもういいやという感じだった。
それよりも、やはり面白かったのは、東京大学生産技術研究所の浦教授の話。
これまで、20台以上の自立型海中ロボット(AUV)を作り、多くの現場で実戦投入してきただけに、やはり話の迫力が違う。
海中深く自立潜航するAUVは、一旦放たれると、何が起きても助け(回収)にいくことができないため、「絶対に想定外がない」。浦先生曰く、そこは「戦場」である。
実際、2005年に琵琶湖の生態調査をしていたAUV「淡探(たんたん)」が、突然通信が途絶えて行方不明になったことがあった。
2日後に浮上して見つかったので良かったものの、製造費2億7000万円が一瞬でパーになるところで、さすがに「寿命が10年縮む」思いだったそうだ。
浦先生は大震災後、東北沿岸26ヶ所の海底を4日間に渡り、探査。漁業の復興に役立つ情報を提供することができた。しかし、海中で何がロボットに影響するかわからなったので、今回は不本意ながら25年前に造ったケーブル付きの海中ロボット(ROV)を使用したとのこと。
浦先生は翌日から再び、宮古の海底探査に向かった。