映画「U2 3D」は、2006年の「ヴァーティゴ・ツアー」での南米4か国のLiveと3D用に撮影した映像で構成。
U2は、これまでも巨大モニターや最先端の照明装置をスタジアム会場に持ち込み、ステージ空間をデジタル信号の洪水にしたり、紛争下のサラエボからの衛星TV中継やインターネット経由の音楽配信、iPodとのコラボレーションなど、常に新しいテクノロジーを積極的に取り入れてきた。
この3D映画も、映画館でしか体験できないまったく新しい音楽映像表現。
今年6月には、観客が360度視界を確保できる「360°ツアー」もスタートする。
ロボットの本格普及のカギは、U2がLiveでロボットを使うようになったときといえるかもしれない。
2009年2月のロボティック ライフスタイルニュースをまとめて。。。
<ロボティック・カーサ>
・旅行などの軌跡を自動記録する携帯型のGPSユニットキットを発売 (ソニー)
・最適シーンを自動判別するデジカメ「CAMEDIA FE−3010」を発売 (オリンパスイメージング)
・10度単位に温度設定できるIHクッキングヒーター4種を発売 (東芝ホームアプライアンス)
<ロボティック・カー>
・インサイト エコアシスト (ホンダ)
→ 商品紹介
・出合い頭の衝突事故を軽減する「プリクラッシュセーフティシステム」を強化 (トヨタ)
・「ITS−Safety 2010」の公開デモンストレーションに参加 (富士重工)
・ドライバーの低燃費運転を支援する「エコアシスト」を搭載した新型ハイブリッドカー「インサイト」を発売 (ホンダ)
<ロボティック システム>
・初対面でも話しやすい雰囲気を作り出すシステムを開発 (NECと慶応大学)
・生活エネルギーを「見える化」するシステムを開発 (旭化成ホームズ)
・高速・高精度の画像検索が可能なネットワーク型大規模監視システムを開発 (日立)
・タッチパネル用透明導電フィルムを開発し4月から本格生産開始 (大日本印刷)
・侵入者の動体を検知し追尾する自動追尾ユニット「AlertEye」を販売 (NECシステムテクノロジー)
・ブロードバンド通信機能搭載の太陽光発電用カラー電力モニターを発売 (シャープ)
・省エネ法改正に対応のエネルギーモニタリングサービスを提供 (NTTファシリティーズ)
・徳島県庁に電動ハイブリッド自転車向け「ソーラー駐輪場」を設置 (三洋電機)
・次世代型超省エネ住宅「エコスカイハウス」のモデルハウスを竣工 (三菱重工グループ)
・中部国際空港での「セグウェイで行くセントレア体験走行」の取り扱いを開始 (イグアス)
・ビルのインフラとロボットを組み合わせた次世代技術を共同開発 (安川電機と清水建設)
・UWB無線電波の反射波を用いた新測位技術を開発 (日立)
・オンライン通信機能を搭載したエコドライブ支援装置を発売 (ミヤマ)
<ロボティック ミッション>
・「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」の継続事業を発表 (NEDO)
・「はやぶさ」のエンジン再起動に成功 (JAXA)
あの日産・マーチをまさかのクラシカル使用「ビュート(美遊人)」に変身させ、ランボルギーニばりのびっくりスーパーカー「大蛇(オロチ)」を造り、挙句は組み立てマイクロカーまで販売する日本で十番目の自動車メーカー、光岡自動車。
その光岡自動車がトヨタの「カローラ フィールダー」をベースにした新型霊柩車「ミツオカリムジン タイプ2−04」を発売した。
自ら公然と"おくりぐるま"と言ってしまう無節操さだが、そのプレスリリースからは作り手の気持ちが素直に伝わり、ベタな表現ながら、なにかすがすがしい印象さえ受ける。
『「品格ある重厚な存在感は、お値打ちな価格、手ごろな取り回し易さ、低いランニングコストと安心のメンテナンスは、必ず期待に添えるものと自負致しております。例えば弊社ならではの特徴となりますが、輸入霊柩車耐久年数の常識をはるかに超えた、長きにわたる使用をサポートするべく体制を整えております。長年の使用には機関系統のメンテナンスはもとより、存在感をかもし出す外装などの適時リフォームも大変重要になります。弊社の "おくりぐるま" は、これにより更なるリーズナブル&安心感をご提供致します』(プレスリリース原文)
そして、
『誰もが迎える「人間の尊厳ある終焉」をお見送りする、意味のある製品であり、1台1台手作りによるクルマ造りを行う弊社ならではの「逸品」と自負致しております』
従来のタイプに比べ大分控えめなこの霊柩車に乗って、ひっそりと旅立ちたいと思う人は、案外多いかもしれない。
ロボカーサ・ドットコム内で取り上げるほどではないけど、ちょっとだけ気になる付加価値商品を紹介する。
アールソナー (リズム時計工業)
音の強弱とLEDの点灯により盗聴器を発見する電波探知器。
盗聴器発見のプロが、女性宅に取り付けられた盗聴器を大げさな機材を使って発見するTV番組を良く見るが、従来の個人向け盗聴器発見器は、安価で携帯性に優れているけど、どの電波にも反応してしまうものか、高価で信頼性はあるものの、盗聴器の電波なのかテレビなどの無線電波なのか、わからないものが多く、使うことで利用者がかえって不安になってしまうことがあった。
この「アールソナー」は、盗聴器の電波のみを発見するため、不要な電波には反応せず、ラジカセなどの機器も不要。また、周波数を改造した盗聴器にも対応するという。
自分自身で盗聴器の有無を調べたい、特に自分の部屋に他人を入れたくない一人暮らしの女性には良い商品だと思う。
日本情報安全管理協会認証。価格はオープン。(2万円前後)
ロボカーサ・ドットコム内で取り上げるほどではないが、ちょっとだけ気になる付加価値商品を紹介する。
ピアンタ FV200 (ホンダ)
食の安全への関心や自然志向、また実利を伴った余暇時間の有効な活用方法として、本格的な家庭菜園やガーデニングに取り組む人が増えている。
この「ピアンタ FV200」は、カセットこんろ用ガスを燃料としたミニ耕うん機。カセットボンベ1本(内容量250g)で約1時間稼働し、約32坪(106?)の耕うん作業が可能という。
カセットボンベなら、ガソリン燃料に比べ、手ごろで取り扱いも簡単。なにより、家庭用カセットボンベを使用するという発想自体がすばらしいと思う。
畑を耕した後は残ったカセットボンベで、とれたての野菜をカセットこんろで鍋料理もできるだろうし、クラインガルテン(滞在型市民農園)に1台あれば、カセットボンベを持参するだけで、気軽に耕うん作業もできるだろう。
別売オプションのアタッチメントを取り付ければ、大切な「畝立て」や面倒な「除草」作業も可能。また、保管場所を汚さないキャリーボックスや車輪付きキャリースタンドも、とても実用的だと思う。
「プロのための作業機」ではなく「誰でも気軽に使えるガーデニングツール」というキャッチコピーもうなづける、使い手(ユーザー)の立場にたった良く考え抜かれた商品だ。
価格:104,790円