2011年11月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。
<ロボティック・カーサ>
・音声でエアコン等を操作できるボイスコントローラを発売 (東芝ホームアプライアンス)
<ロボティック・カー>
・「つながるバイク」で協業 (トヨタ自動車とヤマハ発動機)
・東日本大震災でのインターナビ「通行実績情報マップ」で2011年度グッドデザイン大賞を受賞(ホンダ)
・自律行動制御技術を新たに搭載した「新型ASIMO」とASIMOで培った技術を応用した「作業アームロボット」を公開(ホンダ)
<ロボティック システム>
・医療・介護支援のための「パートナーロボット」を開発(トヨタ自動車)
ロボカーサ・ドットコム内で取り上げるほどではないけど、ちょっとだけ気になる付加価値商品をご紹介する。
DEV-3 (ソニー)
野鳥観察やスポーツ観戦などをしながらフルハイビジョン動画がデジタル記録できる双眼鏡。3D画像も撮れる。倍率は0.8〜10倍で、オートフォーカス機能、光学式の手ぶれ補正機能も搭載。被写体から見つかりにくく、フィールドに溶け込むシンプルなデザイン。LEDライトも撮影者のみに見えるよう、本体後方側で点灯する。
ありそうでなかった久しぶりにソニーらしい商品。オープン価格。
監視や警備など業務用デジタル録画双眼鏡(DEV-5K)も販売されている。こちらは210,000円(税込)。
ゴリラ CN-MC01L (パナソニック)
自転車を長距離通勤や旅行で使う人が増えたことから、自転車向けナビゲーションシステムなどが増えてきている。
CN-MC01Lは、衛星利用測位システム(GPS)を使い、走行距離や速度を画面(4.3インチ)に表示。右左折する際には大きな矢印の点滅と音声ガイドやチャイムで知らせるウインカーガイド機能も。記録した走行データはグーグルマップなどにアップロードできる。オープン価格。
NV−U97VT (ソニー)
NV−U97VTは、7.0型の大画面の液晶で、道路交通情報通信システム(VICS)情報をFM多重放送で受信できる。英語にも対応する。オープン価格。
<参考> nav-u ← ロボティック・カーの項
INOU (キャットアイ)
GPSとカメラを内蔵し、自転車などで移動したコースや景色を記録できる。専用サイトはグーグルマップと連動しており、移動したコースや写真を撮った場所などをインターネット上で公開できる。価格は26,250円。
先日開催された2011国際ロボット展。
開催直前にトヨタの福祉・介護パートナーロボットや本田の新型ASIMOの発表があり、また、原発事故でロボットが取り上げられることが多かったことから、前回よりも来場者が多かったようだ。
ロボットは見ている分には単純に面白いと感じた来場者も大勢いたのではないか。
会場には、福祉・介護に関わるロボットも多く出展していた。
僕もたずさわった神奈川県主催の福祉・介護に関するセミナーも大変盛況で、介護・福祉分野に参入又は今後参入を考えているメーカーの担当者(製造、医薬、化粧品など)、介護・福祉の施設担当者、自治体の担当者、メディアなど幅広い業種の人たちが参加し、ロボットテクノロジーを介護・福祉の現場でどのように活用し、普及していくためには何が必要なのか、白熱した討論が行われた。
ロボットをどうすれば現場や生活に導入し、普及していくことができるのか。ロボットが見ている分には面白いから脱却する道筋がほんの少しでも垣間見えただろうか。
2011年10月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。
<ロボティック・カーサ>
・次世代スマートハウスでPaPeRoを活用 (LIXIL)
・家と車の電力融通システムを開発 (トヨタホーム)
<ロボティック・カー>
・最新の安全技術を公開 (日産自動車)
<ロボティック ミッション>
・セグウェイによる通勤実験を開始 (つくば市など)
NEW商品「Smarbo VC−RB100」
明治大学の黒田洋司氏によると、iRobot社の「パックボット」は、中東の米軍施設に送られた後、実用化のために様々な現場の意見を取り入れたために、ほぼ毎週、実に年間34回もの機能改善を行ったとのこと。
黒田研究室の火山観測ロボット「Micro6」が現在、大島の三原山でフィールドテストを行っている。
三原山に置かれた「Micro6」は、明治大学生田キャンパスから遠隔で走行試験をおこなったが、天候にめぐまれず、途中で動かなくなってしまい、再度、現地入りして復旧作業を行った。
現場叩き上げこそ、ロボット実用化の近道。がんばれ、Micro6!