視点 : 慶びの地と哀しみの地
停戦中のレバノンでは、推定約12万発の不発弾が残され、その8割以上がクラスター爆弾の子爆弾だそうだ。
クラスター爆弾は第2次世界大戦時の焼夷弾やベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争にも使われ、不発弾として対人「地雷化」することも多く、それによって多くの子どもたちが被害にあっている。
日本は人道的観点から対人地雷の探知・除去活動を行っているが、世界にある地雷を処理するには、1000年かかるとも言われている。
国際地雷除去センターによると、レバノンに残されたクラスター爆弾の約9割が停戦の直前に「駆け込み」使用されたようで、本当に血も涙もない。
(つづく)