<つづき>
これからの日本の大きなテーマ、「少子高齢化」。
その解決策のひとつとしてロボットが期待されている。
特に高齢者の自立した生活を支援するための「察し」「気が利く」ロボットが求められている。
成果報告書ではその具体例として、
高いところにある棚の箱の上げ下ろし、天井の電灯の交換、重いゴミや新聞紙の外出し、電気器具の使い方説明など、
「わざわざ人を呼び出すほどではないが、何らかの困難の伴う作業」
をロボットができることをあげている。
つまり「気兼ねなく頼める」ロボット。
子供や他人になど迷惑をかけたくない、自立した老後を過ごしたい。
誰もが願うそんな生活ができるのであれば、100万円のロボットの出費など安いものだろう。
クルマを売って、ロボットを買う。そんな高齢者も多くなるかもしれない。
そうでなければ、現在大半の人がロボット利用で考える※「現実価格」から、なかなか抜け出せないのではと思う。
<つづく>
※「生活の中でのロボット利用について」のアンケート結果によれば、半数以上の人が妥当として挙げている金額。
ロボット購入、10万円〜20万円。
レンタル利用、時間1000円。