最初の天皇の御料車「ダイムラーリムジン」が導入されたのは、1912年。
自動車が発明されてから26年後のことだった。
その後、ロールスロイス(1920〜1931)、メルセデス・ベンツ「グローサー」(1931〜1969)と続き、現在の「ニッサンプリンスロイヤル」(1967〜2006)にいたっている。
宮内庁によると、平成17年の御料車の使用実績は50回。
ということは週にほぼ1度の使用頻度で40年使われ続けたことになる。
もちろん所有する5台の御料車を使い分け、最高の技術スタッフがメンテナンスを行い、ムチャな運転走行や風雪にさらされることもなかったとはいえ、40年間現役というのは、やはり驚きだ。
とはいえ、「車両本体の老朽化、部品補充が困難となってきたこと等からその維持が限界に近づいており、運行に支障を来すおそれがあるため」、後継車として、トヨタ自動車の「センチュリーロイヤル」が昨年から導入されている。
「センチュリーロイヤル」は8人乗りのリムジンで、車内に天然素材をふんだんに使い、低燃費、低公害車。
昨年8月の全国戦没者追悼式でデビューし、3〜4年をかけて、計4台が納入される予定。
次の御料車が決まる頃までに、
「御料ロボット」というのは実現しているだろうか。
そして、それは一体どんなロボットなのだろう。
天皇が使われるロボットのイメージが、ぜんぜん思い浮かばない・・・