視点 : ジダンの扉
ロボットによるサッカーの世界大会「ロボカップ」アトランタ大会で、
チーム大阪が「ヒューマノイドリーグ」4連覇を達成した。
昨年行われたFIFAワールドカップ・ドイツ大会のフランス対韓国の試合。
フランス代表ジダンは2度目の警告を受けて退場処分となり、その不満を扉にぶつけた。
競技場はこの扉を
「国際サッカー連盟に弁償してもらおうとも思ったが、熟慮の結果、サッカー史上、最も偉大な選手の1人に蹴られてヘコんだ扉として保存する」
ことにした。
ロボカップは「2050年にサッカーの世界チャンピオンチームに勝てる、自律型ロボットのチームを作る」ことを目標にしている。
退場処分に怒り、扉を蹴飛ばすほどの「感情表現」できる最初のロボットには、是非「Zidane」という名をつけてほしいものだ。