印象に残った担当者の言葉。
「ロボットは、革命的な人工物であるため、ユーザーも少しずつ受け入れて行く。なのでゆっくりとしか浸透していかない。
山登りに例えると、登坂ルートはいろいろあるが行きつ戻りつしながら、山を登っているような感じ。山の天気が変わるように顧客のニーズに合わせて進み方も変えるようにしている。
大事なのは、自分の考えではなく、顧客の声や周りの反応をしっかりと聞くこと」
(住宅・ビル設備機器メーカー)
「ロボットは、どこまで役に立てば販売台数が増えていくのか読みにくい。
『役に立つ』とわれわれが自信をもって提案できるようにならなければ、普及していくのは難しいと思う。
それには実環境でお客の声を聞きながら技術や使い勝手を磨いていく事が重要だろう」(エレクトロニクスメーカー)
「ロボットの市場が急激に拡販してブームで終わらないよう、前年比1割増しくらいにゆるやかに売れていけばいいと思っている。
販売数量ではおもちゃメーカーにかなわないので1万台程度売れるところを目指す。
堅実に長い目でやっていきたい」(ホビーメーカー)
<つづき>
参考 : 「パートナーロボットの最新市場動向と重要技術・キーパーツ動向」