視点 : 今年のロボット大賞候補になるより、2013年問題
NEDOのロボットプロジェクト成果報告会が行われた。
報告されたのは、平成18年度から22年度に実施された「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」(以下Aプロ)の7件と、「基盤ロボット技術活用型オープンイノベーション促進プロジェクト」(平成20年度〜22年度)の1件。
報告内容自体に目新しいものはなかったが、総額20億円以上の予算で進められたAプロは、2013年までを目途に実用化、商品化を目指していくことになる。
とはいえ、実際のところ、商品化のニオイを感じるモノもあれば、どうかなというモノもあり、Aプロのプロジェクトリーダー・平井氏も述べていたように、肝心なのはそれらが実社会でちゃんと使われるモノになること。それらが社会に受け入れられ、普及することで我々の生活がより豊かになり、幸せが実感できる、そのことが重要だ。
「おわり」ではなく、「はじまり」。
このプロジェクトの真の成果を見守りたいと思う。