2005年に会社を立ち上げる際、ロボット(※)との暮らしを通して、これからどんな新しい生活が始まるのか。今後ヒトと機械と社会との関係性はどうなっていくのか。
上質で創造性に富み、人々がより豊かで幸せになれる生活、それを“ロボティック・ライフスタイルR”と名付けた。
警視庁は、横断歩道上の歩行者の動きをカメラでとらえ、渡り切れない恐れがある場合に自動で青信号を5〜15秒延長する「歩行者感応式信号機」を都内に設置した。
これまでも、車の動きをカメラで感知して赤と青の時間を調節する信号はあったが、画像処理の精度を上げることで夜間でも人の動きを感知することができるようになり、導入に踏み切ったようだ。
警視庁は、3月までに高齢者の往来が多く、横断歩道が長い交差点(10ヶ所)にこの「歩行者感応式信号機」を設置するとのこと。
研究のための研究、飯の種のための開発ではなく、人々がより豊かで幸せになれる社会生活実現のためにこそ、ロボットはあるべきだ。
(※)一般的なロボットのカタチ(ロボット単体)にとらわれることなく、人間の要求や環境に応じて動いたり、人間の行動を自動的に支援してくれる商品、及びロボットテクノロジーを使ったサービスやシステムのことを指します。そして、“ロボティック・ライフスタイルR”における理想のロボットとは、
カタチがどのようなものであれ、想像的かつ上質であること。機能だけが目立つことなく、生活に溶け込み、さりげなくヒトを支援すること。愛情がわき、長期間大事にされ、生活者と共にストーリー(時間)を共有できる存在であること。そして、なにより、ヒトが幸せを実感できる存在であること。
参考:東京新聞(2011年1月1日)