先日行われた「次世代ロボットビジネスフォーラム」。
最後は、「医療福祉」「生活快適」「作業・労働支援」の3分野で2015年度に1,000億円の売り上げ(内「医療福祉」で300億円)を目指すことを発表しているパナソニック。
『過去には様々なロボットを開発してきた。利用者のニーズ調査も行い、ニーズに基づいたサービスロボットも開発してみたが、利用者のニーズイコール実用的な商品ではないことが解った。
そこで人々のライフスタイルの変化を商品に活かせるよう納得できるビジョンをトップと現場が共有することにした。
ロボットとは、「ウォンツを満たす機械システム」。
現在、システムソリューションをワンストップで提供する「病院丸ごとロボット化」を進めている。特に、薬剤業務支援に向けたソリューション展開に注力している』
そして、過去に石油ファンヒーターの事故を起こしてしまった苦い経験から、『「事故を起こさない」という強い執念で安全性の確保に取り組んでいる』
パナソニックは日本のサービスロボット分野の市場拡大にトヨタ自動車と共に大きな影響を与える存在。
既に薬剤の払出しをする「注射薬払出ロボットシステム」や、払い出された錠剤の計数確認を自動で行う「錠剤鑑査支援ロボット」を実用化し、自律的に薬剤搬送を行う「HOSPI(ホスピー)」と組み合わせて、薬剤業務支援ソリューションとして提案している。