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視点 : テクノロジーを用いて大きな問題を解決する
投稿者: admin 投稿日時: 2010-11-1 20:51:00 (1200 ヒット)

Googleは、ロボットカーの技術開発を進めていることを発表した。
ロボットカーの開発には「DARPA Grand Challenge」の研究者が多数参加しており、公道を使用してすでに14万マイル(約22万5千キロ)以上の試験走行を行っているようだ。

Googleが、ロボットカーの開発を行う目的は明快で、それは「テクノロジーを用いて大きな問題を解決する」ため。
ロボットカーが実用化されることで、『毎年世界で120万人以上が亡くなる「交通事故」を半減し、効率的な移動によって「交通渋滞」を減らし、エネルギー消費の削減と生産性に多くの時間を割り当てることが出来る』からという。

片や日本。地方に出かけると誠に立派ではあるけれど、驚くほど車を見かねない道路に出合うのに、つくば市が年内の実施を目指していたモビリティロボットの公道走行実験(※)が、来春以降にずれ込むことが明らかになった。
その一番の原因は、モビリティロボットが現行の道路交通法に適用していないため。
シニアカーに乗った老人の転倒死亡事故や、自転車と歩行者との接触事故が増えていることも警察が神経質になっている原因かもしれないが、モビリティロボットを活用した新しい社会システム全体の構築をいくら謳っても、極めて限定的な実証実験さえままならないなら、モビリティロボットの社会的有効性や安全性、社会受容性等を検証することさえできない。

「テクノロジーを用いて大きな問題を解決する」、イノベーションにはこういう視点こそ必要だ。そうでなければ、機能だけはやたらと高度であるけれど、閉じられた単体(モノづくり)で終わってしまう。

(※)つくば市は2009年1月、「搭乗型移動支援ロボット公道走行実証実験特区」の認定をわが国で初めて受けた。

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NPO法人ロボティック普及促進センター

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『高齢者・障害者の次世代自立支援機器と介護者・障害者のニーズ分析2010 』

『宇宙関連ビジネスの波及効果と有望分野 (PDF版) 』

『近距離移動用パーソナルモビリティの将来性 (PDF版)』

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『2008年版 企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場』

『2007年高齢者・障害者の次世代自立支援機器の市場性と介護施設のニーズ分析』

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