今年上半期のロボット・トピックスを挙げてみた。
◎はやぶさ &more
小惑星探査機「はやぶさ」(「はやぶさ」の項参照)が7年振りに地球へ帰還し、バトンタッチするかのように、金星探査機「あかつき」と世界初の宇宙ヨット「IKAROS(イカロス)」などが打ち上げられた(三菱重工とJAXA)。
◎生体情報センサーシステム
寝ている間に、眠りの質を測定 ( 「スリープスキャン」の項参照)したり、生体情報を計測(積水ハウスなど)したり、障害者の支援住宅 (産総研など)の開発など、各種センサーを使ったシステムが実用化された。
◎ロボティック・カー関連
本格的な「ぶつからないクルマ」 ( 「新型EyeSight」の項参照)が実用化された。
◎スマートに、省エネに
「スマートハウス」の共通ソフト開発と実証実験 (大和ハウス)や、人に優しく快適に作業できるオフィスライティングシステム(岡村製作所)、ビルの空調・照明設備を連携制御できるシステム(三菱電機)など、住宅・オフィス空間をトータルに制御するシステムの実用化が進む。
◎いわゆるロボット関連
共創支援技術を組み込んだロボットシナリオの共創ウェブサイトを公開 (NEC)、小型ヒューマノイド・ロボット「PALRO」の教育機関モデルを販売 (富士ソフト)、赤ちゃんロボットと集団コミュニケーションロボットを開発 (JST)、遠隔操作型アンドロイド「ジェミノイドF」発表 (ATR)、走行性能と音声認識を強化したEMIEW2を公開 (日立製作所)
◎その他
ロボット実証実験シアター「ロボティック・ドラマ 第一幕 Sex Bargain Robot」の上演(ロボットメディア)、表現豊かにしゃべる機能を付加した歌声合成ソフト(「VICALOID-flex」の項参照)の発売 (ヤマハ)