視点 : はやぶさの帰還の重み
「はやぶさ」が戻ってくる映像をLive(実際は数分遅れ)で見て、「はやぶさ」の最後の光が雲間に明るく輝く姿には素直に感動した。
中継した和歌山大学のユーストリーム番組内には、本当に多くの人の「はやぶさ、おかえり、ありがとう」のコメントが次々とアップされていた。
世界初の小惑星探査にチャレンジし、数々の苦難を乗り越え、国民に勇気と感動を与えた「はやぶさ」の開発と運営チームに、政府は間髪をいれずに国民栄誉賞を贈るべきだろう。
それにしても、このはやぶさの帰還を速報しないテレビ局の感覚の鈍さは、どうしたものだろう。サッカーのワールドカップ開催中ということもあり、はやぶさ帰還の様子はNHKをはじめライブ映像として流す局はなかった。それゆえ、ユーストリームによるLive配信は、新たなメディアとしてのユーストリームを大きく印象づけ、ユーストリームにとってエポックメーキングな配信となったのではないか。