昨年、松下グループの「イーユーハウス」(ECO&UD)を見学した。
「環境とユニバーサルデザイン」をテーマにしているだけに、家全体が住む人と環境にとって快適で、使いやすいように設計されている。
(もちろんモデルハウスなので、生活感はなし)
特に、「キッチンナビ」を搭載したキッチンスペースは、セキュリティ、ネットワーク、エネルギーマネジメントなど情報の管理センターとして位置づけられていて、印象的だった。
環境とユニバーサルデザインの先には、間違いなくロボットと暮らす生活、
「健常者、体の不自由な人、ロボット」が共存する空間がある。
とはいえ、モデルハウス並の大きな家やはじめからロボットとの共生を意識した作りの家でないかぎり、いきなりホームロボットと暮らすのはハードルが高いと思われる。
既存の住宅を考えた場合、個々の部屋のロボット化と家全体をコントロールするスペース(キッチン又はリビング)のロボット化が、次のステップになるだろう。
そしてその頃には、部屋を動き回って掃除するロボットや洗濯物をきちんとたたんでくれる洗濯ロボット、食事後の食器を片付けてくれるテーブルウェアロボットなど、家電を進化させたロボットたちがきっと活躍していることだろう。