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視点 : ロボットの便利な言葉と、新政権の動向。
投稿者: admin 投稿日時: 2009-9-15 20:07:00 (1233 ヒット)

iRobot社は、1991年に設立してからさまざまなタイプのロボットを作っては、発売までするが、まったくうまくいかず、やっと10年目にして自動掃除機「ルンバ」の実用化にこぎつける。齟齬、「ルンバ」はユーザーに支持され、世界で300万台を売り上げる商品にまで成長した。

現在、日本の多くのサービスロボットも長い開発期間をかけて、実用化の道を模索している。

実用化されるまでの間、ロボットのような革新的モノ作りの世界には、とても便利な言葉がある。
その名は、「実証実験」。

プロトタイプといわれる試作機を作って、街中で動かしたり、ユーザーに使い勝手を聞いたりする。

その際、取材記者から必ず聞かれる質問が、
「いつ頃実用化(発売)されますか?」

そしてその答えは、大体いつも決まっている。特に研究機関などでは。
「4〜5年後の実用化を目指します」

民主党が選挙に勝った後、まだ内閣も決まらないうちから、マスコミの報道はヒートアップしているが、民主党も結党してからまだ10年余。

ユーザー(国民)の声(選挙)を聞いた民主党は、これからさまざまなプロトタイプ(政策)を特定の場(国会や官庁)で実証実験(官僚対策など)を行い、その成果(予算や法案)を、「実用化」していくことになるわけだが、本当にそれが有効な政策で国民に受けいれられるものなのかは、やはりやってみなければわからない部分も多く、それなりの時間がかかるはず。国民の反応によっては改良する必要も出てくるだろう。

国民の生活に直結する政治はロボットとは違い待ったなしだが、新政権の動向を短期的に判断するのではなく、ある程度の期間はじっくり見守る姿勢が必要だろう。

もっとも、ロボットの開発では「4〜5年後の実用化」が言葉だけに終わることが多々あるけれど。

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NPO法人ロボティック普及促進センター

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