今年上半期のロボット・トピックスを挙げる。
家も、車も、街も、みんなまとめて「見える化」。
○省エネと、住宅、家電も見える化
「車と住まいの融合」等を目指した賃貸住宅(トヨタホーム)、生活エネルギーを「見える化」するシステム (旭化成ホームズ)、次世代型超省エネ住宅のモデルハウス(三菱重工グループ)、省エネ効果を画面で確認できる液晶テレビ (三菱電機) 、太陽光発電搭載・電気自動車対応住宅 (トステム住宅研究所)、消費電力を削減する人感センサー搭載カラー液晶モニター (ナナオ)
○エコドライブ、クルマも見える化
ドライバーの低燃費運転を支援する「エコアシスト」を搭載した新型ハイブリッドカー (ホンダ)、オンライン通信機能を搭載したエコドライブ支援装置(ミヤマ)、ユーザーの最高燃費ランキングの公開 (ホンダ)、エコドライブサポート機能(トヨタ)、エコ運転技術向上を競う「エコグランプリ」 (ホンダ)、ドライブを楽しくサポートするナビゲーター (トヨタ)
○自動検知とデジタルサイネージ、みんな見える化
デジタルビデオ自動検知システム (アイティフォー)、人物の動きの分析が可能な工場見える化システム(パナソニック)、顔認識技術を用いたデジタルサイネージの実証実験 (NEC)、画像の新たな分析手法を用いた「高精度人物検出技術」(東芝)、フォークリフト作業支援の「後方作業者検知システム」(トヨタ自動織機)、侵入者の動体を検知し自動追尾するユニット (NECシステムテクノロジー)、旅行などの軌跡を自動記録する携帯型のGPSユニットキット(ソニー)、顔の画像から人の年齢・性別を推定する広告効果測定ミドルウェア(OKI)
○健康志向
特定保健指導システム支援(任天堂)、音楽との一体感が得られるランニング/ウォーキング用音楽プレーヤー(ヤマハ)
○ケータイ活用
携帯電話を使って手軽に健康管理 (NTTアイティ)、歩行者の安全を支援する携帯電話用車々間通信アタッチメント(OKI)
○新基準対応電動アシスト自転車
新基準対応の電動アシスト自転車 の発売 (ヤマハ発動機、スズキ、ブリヂストンサイクル)、幼児2人同乗対応の電動アシスト自転車 (ブリヂストンサイクル)
○まだまだ進化 デシタルカメラ
タッチパネルと「個人認識」機能搭載(パナソニック)、最適シーンを自動判別 (オリンパスイメージング)、秒間10枚の高速連写とパノラマ撮影機能(ソニー)
○ASV関連
車車間通信を利用したASV公道総合実験(国交省)、自動運転・隊列走行の研究開発(NEDO)、交通事故防止・道路情報提供システムなどの研究で連携 (NEXCO西日本と日産自動車)、出合い頭の衝突事故を軽減する「プリクラッシュセーフティシステム」を強化 (トヨタ)、車両ナンバー認識システム (パナソニック)、低速追突を未然に回避する安全技術 (ボルボ)
○いわゆるロボット
「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」の継続事業(NEDO)、園芸ロボット実用化推進事業の公募 (ロボット工業会)、「生活支援ロボット実用化プロジェクト」の委託先 (NEDO)、考えるだけでロボットを制御するBMI技術 (ホンダとATRと島津製作所)、脳波で電動車いすをリアルタイムで制御するシステム (理化学研究所とトヨタなど)、人間に近い外観と動作性能を備えた人間型ロボットを開発 (産総研)、ビルのインフラとロボットを組み合わせた次世代技術(安川電機と清水建設)、携帯電話で遠隔操作やネットランチャーを搭載した警備ロボット(テムザック)、月6万円台の企業向け受付ロボット (綜合警備保障)、超小型の管路調査用水中ロボット(三井造船)、秋葉原にロボット直営店 (ヴイストン)、小型カメラ・センサ搭載の小型無人飛行機による災害監視システム (NEC)、マネキン型ロボットのレンタル事業 (フラワー・ロボティクス)
○その他
「はやぶさ」のエンジン再起動 (JAXA)、人の手や指の動きやジェスチャーを認識し機器を操作させるソフト(日本システムウエア)、文章から気持ちを推定し音声合成や文字装飾できる技術 (NEC)、「睡眠と覚醒のリズム」を測定し記録・分析・表示する睡眠測定システム (パラマウントベッド)