映画監督の伊丹万作は映画を作るうえで大切なことを3つ上げています。
?お客を楽しませることができるか
「寅さん」シリーズやインディジョーンズシリーズなんかですね。
?もうけることができるか
これは、ほとんどの映画製作者が目指していること。
?どうしても訴えたいか
チャップリンの「独裁者」やドキュメンタリー映画なんかですね。
もちろん、上記3つにあてはまらない映画もたくさんあるだろう。
では、ロボットの場合はどうか。あえて3つあげると、
?人々を楽しませ、豊かな時間を共有することができるか
?人々のニーズに合い、たくさん売ることができるか
?人々の役に立ち、よろこんでもらうことができるか
「タンポポ」や「ミンボーの女」を作った万作の息子十三は、父親の教えを守って(かどうかはわかりませんが)、自分の訴えたいテーマで、人を楽しませ、ヒットする映画を作った。
ロボットはまだまだ開発途上であるし、作られるロボットも多種多様。
規定することにあまり意味はないかもしれないが、
作り手の意思がロボットに反映され、役立つことで人々が喜こび、結果としてたくさん売れるロボット
それが理想だろう。
もちろん言うは易し。でも伊丹十三にできて、ロボット開発者にできない理由ないと思うが ・・・。