MITの人口知能研究所所長で、iRobot社の創立者であるロドニー・ブルックスは自著「ブルックスの知能ロボット論」で、今後数年で家庭に入ってくるロボットとして、
「スイッチを押せば、あとは忘れてしまってよいロボット」
を挙げている。
具体的には、
自動掃除ロボットの変種のような小指ほどの自動埃取りロボットや小型アームで食器を出し入れするキッチン掃除ロボット、また絶えず顔を完全な角度から映してくれる鏡ロボット、などだ。
そしてもうひとつは、遠隔存在ロボット。
それは現在市販されているロボリア(テムザック社)のように、遠隔操作による見守りや防犯ができることにプラスして、
取っ手付きドア(玄関や冷蔵庫など)の開け閉めができるような、
「物理的な作業ができるロボット」のこと。
外からロボットを操作し、自分に代わってロボットに作業させることは、現在の技術レベルで十分可能という。
「留守の時に役立ち、居るときには癒され、又は話し相手になるロボット」
を、今後の有力な家庭用ロボットとする日本人研究者も多い。