(つづき)
・ボタンを押せばクルマのパワーウインドーが開くように、家の窓もボタンを押せば窓が開くというのもありではないかと思うが、何かあったときに困ると考えるお客さまが多いので、そのあたりの不安を払拭できる商品を開発する必要があるだろう。
便利さを追求しながらも人への負荷を減らし、人にやさしく、かつ安心な商品であることが重要だと思う。 (住宅設備メーカーD社)
・ベッド単体ではなく、寝室の設備(カーテンや照明など)や映像(テレビなど)と連動していくことに可能性があると思われる。
ただし、全部が機械になるのではなく、本をめくる行為自体が本を読む楽しみのひとつであるように、アナログ的な要素はあったほうがいい。行為が残っている部分が「贅沢」だと考える。
(住宅設備メーカーE社)
・最先端の技術を投入しても、お客様のニーズと合致しなくては意味がない。利用者に配慮した製品作りが不可欠と考えている。お客様のニーズをキャッチして、デザインや環境配慮、便利な機能など付加価値の高い商品を開発していくこと。 (住宅設備メーカーF社)
・家の中でまだ電気化されていないものにセンサーをつけることは少々ハードルが高いが、すでに電気化されたものにセンサーをつけて自動化することは比較的取り組みやすい。
ロボットは重たい荷物を持ったりするような「重い」技術ばかりではなく、センサーとコンピュータを使った「軽い」技術もあることをもっとアピールすべきだろう。それは、ロボットの概念をもっと「軽く」することにつながる。「その程度だったらわれわれにもできますよ」ということになればいいのではないか。(ロボットメーカーG社)