6月、ロボットベンチャーに新たな動きがあった。
ひとつは福岡、大阪、名古屋、東京のロボットベンチャー4社が提携して、次世代ロボットの市場を創造していこうとする「連盟」の決起集会。
もうひとつは動く情報提供メディアとして独自の「ロボット放送」を展開するという発表会。
上記2つは目指す方向性は違うものの、自分たちの手で「ロボットの新たな市場を創る」という意気込みでは一致している。
しかし、その「市場」がどのように「創造」されていくのかについて、いまひとつ具体的な姿が見えないことも事実。
それはロボットベンチャーだけでなく、ロボット業界全体の課題でもあるだろう。
キラーコンテンツや新技術が登場して、いきなり市場が拡大するということも100%ないとはいえないが、今のところその兆候も特効薬もありそうもないので、
背に腹は変えられないけれど、「市場は必ず創造される」と信じて、
当面は自分の懐具合と体力に応じてやっていくしかなさそうだ。