ASIMOのショーは、やるからにはちゃんとしたものを出すというホンダの社としての強い意志が感じられ、毎回楽しいショーになっている。
昨年の大ロボット博でのショーも、ASIMOがいる家族の近未来のライフスタイルを実演と映像を使ってわかりやすく紹介したもので、
ASIMOがボールを蹴ったり、走ったりするたびに、観客から歓声や拍手が沸き起こっていた。
ASIMOが実際の家庭に入るまでにはまだまだ長い道のりがあり、そう簡単にはいかなことは、皆わかっている。
それでもいつの間にかASIMOに感情移入し、ASIMOの成長をあたたかく見守っている。
観客は未来のストーリーをASIMOに感じているのだろう。
ホンダはこのショーを約100日間の実証実験としてとらえ、万全の態勢で臨んだ。
ちなみに、昨年の東京モーターショーでホンダが出品した「PUYO」は、やわらかい素材のシリコンボディでできており、いずれASIMOにも使われるかもしれない。