NASAはロシア製の宇宙トイレシステムを1900万ドル(約22億8000万円)で購入するようだ。
ロシア製の宇宙トイレは排泄物から水を再生することができ、下水処理装置とほぼ同じ機能を備えている。
昨年開催された「第2回宇宙ロボットフォーラム」。
「国際宇宙ステーションを利用したロボット関連研究の地域連携」の具体例として、中部経済局とロボット関連企業で計画している「宇宙トイレ」が紹介された。
そこで開発された「宇宙トイレ」を地上での介護・福祉分野に、「人間の尊厳を保持する排泄処理システム」として応用できないか、今後検討していくようだ。
将来「宇宙トイレ」が、NASAをはじめ、世界各国の有人ロケットに標準装備されるようになり、しかも介護・福祉分野に活用されればすばらしいことと思うが、
これまでも宇宙で開発された素材・要素技術をスピンアウトして新たな収入源にしようとしてきたが、いまひとつ効果が上がっていない。
よい方向に動きだすといいが。