視点 : 選挙カーからの「お願い」より、セグウェイへの「願い」
選挙がはじまると、朝から選挙カーからの「お願い」連呼に辟易する人も多いと思う。
候補者同士の車がすれ違うときなどは、周りの建物にこだまして騒音以外のなにものでもない。
候補者の側からすれば、選挙カーでの選挙活動は有権者に自分の名前と主張を広く効率的に伝える大きな武器であるし、なにより歩いたり、自転車で回ったのでは体力的にキツイ。
そこで思いつくのは、セグウェイでの遊説。
車が入れないような路地裏やでこぼこ地の公園など、どこへでも乗り入れることができ、車輪分ちょっとだけ高い位置から立ったまま演説も可能。
市区議選の移動手段としてはぴったしのように思うが、問題はいまだ公道を走れないこと。
道路交通法という巨大な壁が立ちはだかっている。
そこで選挙期間中だけ、せめての「ロボット特区」の特例として認めるわけにはいかないのか。
セグウェイを使った遊説は選挙カーよりずっと注目されるし、なにより環境にやさしいスマートな選挙戦になる。