東大、鉄道・運輸機構 座席に取り付けたセンサーにより居眠り運転を防止するシートを開発

投稿日時 2007-3-3 20:08:00 | トピック: ロボティック・カー

東京大学をプロジェクトリーダーとする産学研究グループ「入眠予兆研究会」と(独)鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)は、世界で初めて入眠予兆検知着座センサーによる居眠り運転防止シート(座席)を開発したと発表した。

研究グループでは、脈波と呼吸の状態を観察すると、入眠状態になる10分程度前に一定の前兆信号が表れることを突き止め、その信号をセンサーで検知して測定することによって居眠り状態になる前に警告を発することができる運転シートを開発した。

この運転シートは次のような特徴を持つ。

・運転手は座席に通常通り座るだけで、体に装置をとりつけことなく、シートに組み込んだ磁気回路センサーと圧力センサーにより運転手の体動、心拍数及び呼吸数を運転席に着座した状態で計測することができる。

・このシートのシステムは、シートの骨格と人を支持するばね系との間で振動を減衰させ、路面振動の影響がセンサー部に入り難くいので、路面の状態とは無関係に生体信号を測定することができる。

・ 生体信号を捕らえるセンサーは小型なので、運転シートは一般のシートと同じ大きさのもの。

研究グループでは、現在、入眠予兆と同じく、飲酒状態で現れる特徴的な脈派や呼吸状態などの生体信号の解明にも取り組んでおり、この信号を測定することにより飲酒状態で着座すると始動しないようなシステムにすることも可能で、今後、飲酒運転防止シートの開発も行っていく予定 ・・・(詳細)



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